鈴本演芸場/上野

土用の丑の日、落語を聞きに上野の鈴本演芸場に行ってきました。

う巻き入りのウナギ弁当!を近くの松坂屋で調達し、いざ演芸場へ。(夏の間は「ゆかた、和服」を着ていくと、割引で2800円が2400円に!ただし、8/11〜20は除外日みたいです。)

鈴本は、座席に小さなテーブルがついているので、飲みもの、食べものをゆっくり食べられるのがいいですね。

連休でもあり、大入り満員。表紙に赤かぶが描かれた番組案内を見ながら、ワクワクと始まりを待ちます。「新聞記事」、「天狗裁き」、「ざる屋」、「代書」、「西行」など、落語はどれも面白かったけれど、今回は、林家正楽さんの「紙切り」芸に大感激!!

独特な動きで身体を揺すりながら、するすると一枚の紙を切り抜いていくと…あっという間に「浴衣で線香花火をする女の子」の出来上がり。影絵のように写し出された姿の美しいこと!!

二つ目からは、お客さんの希望に応じて切って、そのお客さんにはお土産として切り絵をくれる、というありがたいサービスつき。通な人たちは、希望を言うのが早くて、声も大きくて、初心者のわたしはとても声を出せなかったけれど、ぜひまた見たいし、できれば最前列に座って一つ目の切り絵だけでもいただきたい。。。

帰ってからWikipediaで調べたら、3代目林家正楽さんは、1948年生まれの大々々ベテランの紙切り芸人さん。2000年、3代目林家正楽の襲名披露興行では、紙切りで寄席史上初のトリをつとめた、とありました。

たくさん笑って、一流の芸を楽しんで、大満足の三時間。出口で前座さんが鳴らす、テンポのよい太鼓の音に送られて、鈴本をあとにしました!